3歳からの習い事に「畑」という選択肢|未就学児と家族で通う豊川のシェア農園

3歳を過ぎると、そろそろ習い事を、と考え始めるご家庭も多いのではないでしょうか。候補に挙がるのはスイミング、体操、英語、リトミック……。どれも魅力的ですが、「外で思いきり体を動かしてほしい」「まだ小さいうちは、親子で一緒にできることがいい」と考えると、意外と選択肢は多くありません。
そんなときの候補に、「畑」を加えてみませんか。愛知県豊川市のファミリーシェア農園 mino-LL(ミノル)には、未就学のお子さまと一緒に週末に畑に通い、季節ごとの野菜を育てているご家族がいます。このページでは、畑を「習い事」として見たときに、通うことで子どもが何を経験するのか、ほかの習い事と何が違うのか、費用や通い方はどうなるのかをまとめました。
最初にお伝えしておくと、mino-LLは毎週決まった時間に先生が教える「教室」ではありません。自分たちの畑に通い、わからないことは週末に在園しているスタッフに聞きながら育てる場所です。その違いも含めて、合うかどうかの判断材料にしてください。
畑に通うことで、子どもが経験すること
習い事を選ぶときに一番気になるのは、「通うことで子どもに何が残るか」だと思います。
自然の中での体験と子どもの成長の関係は、公的な調査でも調べられています。国立青少年教育振興機構の調査では、子どもの頃に自然体験や動植物とのかかわりが多かった人ほど、「経験したことのないことにも挑戦してみたい」という意欲や、人と関わる力が高い傾向が見られました。とくに小学校低学年までの幼い時期は、「動植物とのかかわり」や「友だちとの遊び」が、その後の力とより関係しているとされています※1。畑で野菜を育て、虫や生きものに出会う時間は、まさにこの「動植物とのかかわり」です。また文部科学省の追跡調査では、小学6年生のときの自然体験が、その後の自尊感情やがまん強さといった、テストでは測れない力(非認知能力)にプラスの効果を持つ可能性も示されています※2。小さいうちに始めて、小学生になってからも続けられる体験です。
畑は、こうした体験を週末の暮らしの中で重ねていける場所です。具体的には、次のような経験になります。
よく見て、変化に気づく
葉の色が変わった、実が大きくなった、虫に食べられた跡がある。畑は来るたびに少しずつ違っていて、子どもは自分から変化を見つけるようになります。「どうしてだろう?」と考えるきっかけが、毎回の来園の中にあります。

すぐに結果が出ないものを、待って世話を続ける
野菜は、種をまいてから収穫までに数ヶ月かかります。すぐに結果が出ないものを気にかけ、世話を続けて、ようやく実がなる。その時間を自分の区画で過ごすこと自体が、ほかではなかなかできない経験です。
思いどおりにならないことと向き合う
天気や虫の影響で、うまく育たないこともあります。そんなときに「次はどうしよう」と家族で考え、スタッフに相談して、またやってみる。失敗しても次の季節がある畑は、思いどおりにならないことに向き合う練習の場にもなります。
自分で育てた野菜を、食べてみたくなる
自分で世話をした野菜は、特別です。ふだんは手をつけない野菜でも、「自分がとったもの」なら食べてみる。そんな変化が起きることもあります。
家族以外の人と、同じ場所で過ごす
農園には、スタッフやほかのご家族もいます。あいさつを交わしたり、育て方を教わったり、ほかの区画の野菜を見せてもらったり。同じ畑を使う人と関わりながら過ごすことも、畑ならではの経験です。
※1 国立青少年教育振興機構「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」(2010年)
※2 文部科学省「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)特別報告」(2023年)
ほかの習い事と、ここが違う
決まった曜日・時間がない
多くの習い事は「毎週土曜の10時」のように枠が決まっています。畑は、ご家族の都合のよい日・時間に来ていただけます(スタッフが在園してサポートするのは週末です)。園の行事や家族の予定で行けない週があっても、振替の手続きはありません。来園の目安は、暖かい時期で週1回、寒い時期は数週間に1回ほどです。
親も一緒にやる
小さいうちは、保護者が付き添う習い事も多いものです。畑では、付き添って待つのではなく、保護者の方も一緒に土に触れ、一緒に育てます。ひとつの畑を囲んで、家族と時間を分かち合い、スタッフと知恵を分かち合い、ほかのご家族と同じ畑の季節を分かち合う。mino-LLではこれを「シェア」と呼んでいます。子どもだけが通う習い事とは、過ごし方がまったく違います。

成果が目に見えて、食べられる
習い事の成果は、上達するまで見えにくいものも少なくありません。畑は、芽が出た、花が咲いた、実がついた、と変化が毎回目に見えます。そして最後は収穫して、家族で食べられます。うまく育たないこともありますが、それも含めて子どもが自分の目で確かめられる経験です。
季節ごとに、やることが変わる
春は植え付け、夏は収穫の最盛期、秋は次の作物の準備。同じ内容を繰り返す練習ではなく、季節とともに畑の景色もやることも変わっていきます。冬は農作業そのものが少なくなり、短時間の来園で足ります。
習い事として見たときの、費用と通い方
mino-LLには、自分たちの専用区画に通う月々プラン・年間プランと、区画を持たずに月1回程度参加するスクールプランがあります。
月々プラン:月謝の感覚で、自分たちの畑に通う
- 料金:¥2,000/月(税込・自動更新・いつでも解約可)
- 専用区画:5㎡(ミニトマト・きゅうり・ナス・ピーマンなど、夏野菜を3〜4種類育てられる広さ)
- 来園:ご家族の都合のよい日・時間に(スタッフの在園は週末)
- スタッフサポート:作業のやり方をその場でお伝えし、わからないことは畑やLINEで相談できます。来られない週は、ご希望に応じて雑草処理や水やりなどの管理作業を代わりに行います
- 農具:農園のものを使えます(種・苗はご自身でご用意ください)
野菜の収穫には数ヶ月かかります。1ヶ月で結果が出る習い事ではありませんが、続けるうちに、育てる楽しさと収穫の喜びが実感できます。
年間プラン:1年を通して本格的に
1年間(4月〜翌3月)専用区画を使えるプランで、料金は¥18,000/年(税込・5㎡の場合。スタッフサポートが不要な場合はここから値引きあり)です。お申込みは毎年4〜6月で、それ以外の時期は月々プランで始めて4月に切り替えられます。お子さまへのお名前カード(専用名刺カード)のプレゼントや、手作り看板の設置といった特典があります。

※他サイズの料金は、mino-LLの公式LINEメニューの「サービス紹介」よりご確認いただけます
スクールプラン:月1回程度の参加で、ひとつの作物を育てる
- 料金:¥3,000/家族(税込)
- 内容:種まきから収穫まで、ひとつの作物を育てる育成プログラム。普段の管理はスタッフにおまかせで、種や資材、収穫物も料金に含まれます
- 参加:月1回程度・1時間ほど
- 育てる作物:ジャガイモやサツマイモなど(時期によって異なります)
- 専用区画はありません
「毎週通うのは難しいけれど、畑の体験はさせてあげたい」というご家族に向いています。
何歳から通える?
お子さま向けのサービスは、年少(3〜4歳)ごろから小学生までを想定しています。それより小さいお子さまも一緒に来園でき、赤ちゃん連れで通われているご家族もいます。小学校に上がってからも続けられます。
農業が初めてでも大丈夫か、虫や農薬のことなど、そのほかのよくある質問はサービス・料金ページにまとめています。
まずは親子で、畑を見に来てください
習い事と同じで、合うかどうかは実際に見てみるのが一番です。mino-LLでは無料の下見(農園見学)を行っています。所要時間は30分ほど、お子さまと一緒にご見学いただけます。その場でお申込みいただく必要はありません。
友だち追加後、LINEメニューの「下見のお申込み」からお申し込みいただけます。
mino-LL(ミノル)は愛知県豊川市にあるファミリーシェア農園です。お子さまも大人も、みんなで農業を楽しむ場所をつくっています。
